象徴天皇は「元首」/自民改憲原案 国旗国歌の尊重明記
本日2月28日の日経新聞の第2面に小さく報道された。
その報道によると、
「自民党の憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)は28日の役員会で改正原案のとりまとめに入る。同日提示する原案で現行憲法が「象徴」としている天皇について象徴性を維持しつつも「元首」と明記。国旗国歌の尊重規定の新設も盛り込んだ。原案をもとに協議を本格化し、4月末に改憲案を決定する。原案は同党が2005年にまとめた新憲法草案を修正したもので、保守層からの支持を狙う。大規模な災害が起きた場合、首相が緊急事態を宣言すれば内閣が法律と同様の効力を持つ政令を制定できる条文を設けた。東日本大震災で指摘された対応の遅れを改善するための措置を憲法で規定する。憲法改正案を国会が発議する条件については、現行の3分の2以上から過半数の賛成に引き下げることも記した。」
という内容である。
そう言えば、2月21日の時事、産経ニュースで
『【時事】 憲法は破棄を=自民党にエール-石原都知事』
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012022101221
『【産経】 「憲法、改正より破棄を」 石原慎太郎知事 』
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120221/lcl12022120590006-n1.htm
として、「東京都の石原慎太郎知事は21日、都内で開かれた都議会自民党の「新春のつどい」に出席し、憲法について、「自民党に頑張ってもらって破棄したらいい。改正しようとすると、国会の議決がいる」などと述べ、改正よりも破棄すべきだとの見解を示した。
石原氏は「占領軍が一方的につくった憲法を独立を果たした後ずっと守っている国がありますか。こんなばかなことをしている国は日本しかない」と強調し「自民党がもう一回政権とって、『憲法を破棄しようじゃないか。それで出直そうじゃないか』と言ってもらいたい」と自民党を応援。
また、「自民党がもうちょっとしっかりしてもらわないといけない。これまでアメリカの妾できたけど、つぎは中国の囲われ者になりますよ。命がけで頑張らないと」と訴えた。」
と報じた。
本日の日経新聞の報道は、さも次期選挙対策で保守派の支持を獲得するのがねらいとの論調が気になるが、石原知事の発言にはまさに同感であり、橋下維新の会の船中八策の首相公選制ともからむ本質的な問題である。
更にNHKは24日次の報道をした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120224/t10013268041000.html
「東京都の石原知事は、24日の会見で、憲法についての考え方と新党が結成された場合の姿勢について話し、「占領のために作られた憲法と称する法律体系を続けることは、歴史的にも例がなく正当性がない。時の政府が破棄して新しい憲法を即座に作ったらいい。改正なんて手間取る」と述べ、みずからが参加して保守勢力を結集した新党が結成された場合、憲法の破棄に取り組みたいという考えを示しました。また、名古屋市の河村市長が今月20日、「いわゆる南京事件というものはなかったのではないか」と発言したことについて、石原知事は「戦争というどさくさの中で、人を殺したこともあったかもしれないが、旧日本軍が南京を占領中に40万人も殺せることは物理的に絶対にない。大事なことは検証したらいい」と述べ、双方の国で検証すべきだという考えを示しました。」
私は石原知事の主張に全く賛成である。
一国の憲法はその国の歴史、文化伝統が子々孫々に継承されるその国の価値観と日本人特有の精神基盤が明確に表現されたものでなければならない。
「人間の命は地球よりも重い」「教え子を再び戦場へ送るな」「二度と過ちは繰り返しません」などのスローガンで日教組が戦後行った自虐史教育により大半の日本人は見かけは洗脳されているように見えるが、現
実は深層的に問題点を理解している。それが日本人の日本人である所以だと思う。
明治天皇の御製の「敷島の大和心の雄々しさは事ある時にぞ現れにけり」にもあるように日本人は一朝有事に際しては和して雄々しくなる人種である。
中国の海洋進出を傍観し、北朝鮮の拉致被害者を未だに救出できない情けない国家の今の日本を本来の日本に変えるのは、党利党略の政争に走らず、また選挙対策の甘言など惑わされない真に日本国、日本国民のために命を捧げて雄々しく政道を全うできる政治家グループが今こそ必要でありその誕生は近いと確信する昨今である。
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