内閣不信任決議の茶番劇/民主党の終焉
6月2日の内閣不信任案の採択についてはこれで少しはまともな政界再編になるかと期待していたが、管首相と側近の方便、真正直過ぎる鳩山前総理の早とちり、大事な時には現場離脱の常習犯小沢前民主党代表の三つ巴の駆け引きにより、明らかに可決か政界再編に帰結すると大方が予測していた状況から一転して民主党存続の保身政策に執着し大差で否決される結果となる呆れるほどの醜態であった。
民主党議員の政治家としての使命感のなさ、日本人としての義と節操のなさ、また個々の人間としての人格のなさには今更ながら呆れ果て、これで民主党の終焉は更に早くなった。

昨夜配信された次の記事がその後の様相を具現している。
・・・・・・菅首相は2日夜、首相官邸で記者会見し、早期退陣を強く否定し、退陣時期も明示しなかった。
首相は退陣の具体的な時期については、(中略)「新しい社会づくりの方向性に一定のめどがついた段階だ」と述べ、続投に意欲を示した。
原発事故の「一定のめど」がつく具体的な時期としては、(中略)「放射性物質の放出がほぼなくなり、冷温停止状態になること」だと説明した。
内閣不信任案採決前に鳩山前首相と会談した際に交わした覚書に関しては、「文書に書かれた以外の何らかの約束などは一切ない」と述べ、退陣時期を確約したものではないとの認識を示した。
これについて、鳩山前首相は2日、「(首相は)人を裏切っている。両院議員総会を開いて辞めさせるしかない」と周辺に語り、強い不快感を示した。
(2011年6月2日23時24分 読売新聞)・・・・・
菅総理は、わざわざ昨夜10時に記者会見を行い「目処は原子炉が冷温停止状態」と言い出した。
3月11日の東日本大震災の発災時、まさに国会で外国人献金問題を追及され桃色吐息の管総理は、側近にこの大震災で任期が2年伸びたと言ったとも言われています。
こんな菅総理なら自分の保身の為なら冷温停止状態に原発が収束するのを遅らせることでもするのではないかという寒気すら感じる。
管総理は、即刻辞任してポストを後進に譲るべきである。
管総理が退陣さえすれば、大連立でさえ可能性も起き、真に新たな政権体制で日本のあらゆる人的物的資源を最大限に活用して日本再生事業が急展開するのに、何故そこまで首相の座に固執するのか不可解である。
日本人の精神構造であるならば、この様な状況になれば、潔く身を引くはずなのに、ホントに管直人氏の言動、精神構造は不可解で悍ましい。
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