馬鹿丸出しのTBSサンデーモーニング / 石原都知事辞意に対する執拗なバッシングに見える日本的左翼思想

石原都知事が辞職し国政復帰する記者会見を行った後の週末、各メディアの報道に興味を持ち視聴したがTBSの「サンデーモーニング」はホントに馬鹿丸出しでお粗末な内容だった。
もともとサンデーモーニングは過去、現在をも否定し未来像も示さない典型的な日本的左翼思想で構成される番組であり、私は昔から反面教師的な感覚で良く見ていた。
しかし、今回だけは、よくもまあ、これだけのコメンテーターを集めたものだと感心というより呆れてしまった。
そしてこの国難の時期にこれだけの偏向報道ができるものだと今更ながらテレビ局の慇懃無礼、傍弱無人な性格を思い知った。
これがコメンテーターの馬鹿丸出しで不愉快な発言の映像である。
石原都知事辞任記者会見を取り上げた各コメンテーターの発言の要旨、流れを紹介すると、

まず、司会役の関口宏氏が次のように切り出す。「まぁ思い切ったことを言うね、すぐに行動するって雰囲気に見えますから、まぁ人気の高い人なんだと思いますけれどね、こうやって振り返ってみると、功罪何だったんだろう、都知事として。えーまぁ・・排ガスは確かに東京都民にとっては良かったよねぇ。でもその他の事はどうだったんだろうな~、皆さんはどういう風に受け止めてらっしゃいますか。」

国際政治学者 浅井信雄氏: 石原都知事の尖閣購入問題で日中両国に打撃があり、戦略的互恵関係じゃなくて互損関係になってしまった。 石原都知事が最初に手を付けたことについて、良かったのかというプラスでない評価が出てきている。
関口氏: 「中国とあまり上手くいかないっていう感じはありますね。」
浅井氏: 基本的に嫌いなんでしょうね。その思いがあまりにも強く出ているので、国の最高ポストを任せていいのか疑問がある。
関口氏: 「河野さんは昔からよく御存じだと思います。」

河野洋平氏: (嘲笑して)僕はね、あの辞職の記者会見を聞き、非常に不愉快だった。諸般の事情に鑑みて辞めるって、諸般の事情って一体何なのか? 自分の都合ですよね。もう自分がここが最後のチャンスだと思うから、都知事のほうは辞めて、国政やると言っているように僕には聞こえた。そして、色々仰っるけれども、もう一方的にアレはダメだ。コレはダメだと自分の意に沿わないのはアイツはバカだと。もうどうしてあんな立派な小説を書く方がね、都知事の会見てのはちゃんとした言葉で、ちゃんと相手の立場も考え、自分の主張も冷静に述べるという事が何故できないのか。だから私は、やっぱり人間的に相当欠陥があるんじゃないかという風に、私は思いましたね。
関口氏: 「議員をお辞めになった時はあれは何が原因だったんですかね、国会議員を」
河野氏: あれはつまり、永年勤続25年の表彰を院議を以てするってんで、みんな本会議場に集まっている時に『俺は辞める』とこういうわけですよね。
関口氏: 「あれは何ですか?」
河野氏: あの時の演説を見ると、何やってもみんな上手く行かないから、ダメだと、みんなだらしがないと
岸井氏: 激烈な国会議員批判をやって
河野氏: やりましたね、それで俺はこんな国会なんかいられないと言って辞めたわけですよね。
関口氏: 「でまた出てらっしゃった?」
河野氏: また出てくるんですねぇ(嘲笑)

東京大学大学院教授 西崎文子氏: 非常に特徴的だったのは、次は誰ですかと言った時に、猪瀬副知事で十分だと、途中で辞める人が選挙で選ばれるべき後任人事を口に出すのに違和感があり、日本の政治はそうだったのかと暗澹たる気持ちになる。やはり自分は特別という意識が非常に強い方だと思う。

大崎麻子氏: 政治に求められるリーダーシップを凄く考えさせられた。人の話を聞くのが基本にあるが、見ていると排除的・威圧的で一方的
関口氏: 「でもただそういう物言いをするから人気がある?」

岸井氏: まぁそうでしょうね。 過激なところがウケるて言いますかね。ハッキリしてるってところがね。今日、たまたま河野さん、我々メディアから言うと、いつも対極なんですよ、石原さんと河野さんがね。
つまり、かつての自民党の中でも、タカ派右が石原さん。左ハト派を代表するのが河野さんってね、そういう 対極的な存在ではありましたけど、
私、今度、新党作ること自体はそう新しいアレじゃないんですよね。出ては消え、出ては消えでずーっと来てて、ここに来て80歳になってやっぱり自分の一生をどう締めくくるかって事を考えられ始められたんじゃないですかね。
やっぱりなかなか今までいろいろやってきたけど上手く行かなかったけども、やっぱり一貫して石原さんが言い続けてきていることは、戦後の日本人はダメになった。日本もダメになった。
このまま沈没する。それは何故かっていうと、アメリカに押し付けられた憲法と日教組の教育だって、こういうとこから始まるんです。で、もうひとつ付け加えると、中央の官庁・中央官僚制度だと、これをぶっ壊したい。変えたい。これでしょうね。
だからそれをまぁ最後の人生かけて国政嫌悪感に戻ってそれをやりたいという事じゃないですか。そのために色んな勢力を結集したい、やれればですけどねぇ。そういう気持ちを持ったんだろうと思いますね。だからそれは尖閣の領土問題が追い風になったり、あるいは息子さんが自民党の総裁選で敗れましたよね。もしあれが総裁にでもなってたらね、色んな事考える。そりゃなかなか出馬ってできなかったと思います。そのへんが吹っ切れたと、いうようなことが重なったんじゃないですか。
関口氏: 「でも、これによって中央政界がね、相当また動きますわね。」
岸井氏: そうですね、動かざるを得ないでしょうね。
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以上が石原都知事辞任会見に対するTBSサンデーモーニングのまさにバッシングの状況である。
よくもまぁ、これだけの低レベルなコメンテーターを集めたものである。
河野洋平氏は石原氏の発言を不愉快とし、石原氏は人間的に相当欠陥があるとまで発言している。
馬鹿丸出しは河野氏で、不愉快になったのはこちらである。
慰安婦問題等で弱腰になっている日本政府を作り出したのはあなたではないか、日本人の自虐史観を助長させた「河野談話」そのものではないか。よくもまあ、抜けぬけとテレビにコメンテーターとして出演し石原氏の人格否定が言えるものだ。
あなたの発言は不愉快極まりなかった。また関口氏の石原バッシングを誘導する司会振りにも嫌悪感を感じた。
更に、風をよむのコナーでは、「保守」について取り上げ、若者2人に「保守ってなんですか?」と質問し、「分からない」と答えるインタビュー結果を放映し、保守と革新について各コメンテーターが訳の分からないコメントを連発していた。
彼らのコメントを総括すると、保守とは現状を守る主義であるのに憲法改正などを主張する。 革新は現状を変える主義なのに憲法維持を主張する。若者たちに訳が分からなくなるのも無理はないというまとめであった。
コメントするのもバカバカらしくなる。
保守と革新、右翼と左翼、日本の切り分けは独特であろう。 保守・右翼は現状の維持と過去への回帰、革新・左翼は現状の否定と改革というスキームにとられている感がする。
これは西洋的なスキームであり日本のスキームとは異なると思う。西洋と日本文化の相違、精神文化の相違等により保守、革新の意味合いも異なってくる。
日本的保守とは力を合わせて向上し明るい未来を築くことが根本的な理念であり、このために過去を学び、その教訓を現在に活かし、そしてより良い未来を築くことであろう。
日本的革新とは左翼そのものであり、過去を否定し、現在も否定する。そして未来像も示さず結果的に未来をも否定する。今回のTBSサンデーモーニングの番組構成はまさに日本的左翼そのものの台本、誘導であった。
今こそ、日本的保守・右翼は健全な日本の中道思想であるとの認識が必要である。
保守・右翼というと軍国主義への回帰という印象をマスコミ、学校教育で刷り込まれているが、要は明治維新から戦後までの日本の歴史を正しく理解し、明治維新後の日本及び先人を誇りに思えるか、戦後捏造された悪役日本軍を信じて自虐史観を維持するかで健全な日本的保守・右翼か全てを否定、破壊するだけの革新・左翼に分かれるのではないかと思う。
十字軍の遠征は、ローマ法王庁の異教徒は人ではないという宣言で始まり、欧米による植民地支配も有色人種は異教徒であり人ではないという認識で行われ、唯一日本だけが有色人種として誇り高い民意を示し、欧米の植民地支配、人種差別に対抗してきた。
日本人として生まれたことに誇りを持ち、すばらしい日本の歴史と精神文化を理解して行動すること、これが日本及び世界の平和と繁栄に通じる唯一の道である。
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