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東大秋入学に移行が現実化 / ギャップタームの活用に自衛隊機能の活用を!



1月18日の日経新聞朝刊の1面は、東京大学の懇談会が各学部の4月入学を廃止し、欧米の主要大学と同じく9~10月に全面移行を求める中間報告をまとめたと報道した。

大学秋入学制度
この懇談会は、入学時期のあり方を検討してきた東京大学のワーキンググループ(座長・清水孝雄副学長)が、従来の4月入学を全廃し、海外では主流の秋入学への全面移行を求める素案を中間報告としてまとめたものであり、国際的な大学間の競争に対応し、学生の海外留学を促すことなどを理由に挙げている。

東大は今後、この素案を元に各学部などで本格的に検討し、年度内の決定をめざす。学内の合意形成ができれば、経済界など関係先への説明を進め、告知期間を経て早ければ5年後に導入したい意向のようだ。

昨日(19日)の日経新聞朝刊によると、東大の動きに呼応して九州大学もこの2月に検討チームを立ち上げるとのことである。

桜の花咲く4月の入学式は日本文化として定着しているようで入学の9月への移行は、心情的には寂しい気もするが、グローバル、アカデミックという観点からすれば今後避けられない制度変更であろう。

小中学校の4月入学の変更は会計年度との関係で困難であろうが、大学は実施は比較的に容易であろう。

企業の採用についても帰国子女、海外留学者の10月採用はほぼ定着していることから問題はない。

問題は高校卒業から大学入学までの約6カ月の空白期間(ギャップターム)の使い方である。

ハーバード大やマサチューセッツ工科大学でも学生が主体性をもって活用するギャップタームを推奨しており、
昨年夏に行われた東京大学や京都大学の副学長が参加して行われたシンポジウムでも、医学部の場合は学力に加えて、倫理観や使命感の涵養を求めたと言われる。

マスコミや学者たちは、短期外国留学で異文化を経験、ボランティアで奉仕の精神を習得等々色々な意見を述べているが、私は教育及び生活環境ともに日本古来の精神文化、伝統、倫理観を今も継承している自衛隊の機能を活用すべきであると思う。

私は自衛隊において長年後進の育成に努力し、また退官後の再就職において民間企業で約100人の新入社員を約1か月預かり学生から社会人への戦力化教育を3年間行った。

これらの経験を通じて言えることは、日本の教育及び地域の社会環境は学生の我儘に甘く、昔は学校でもどこでも自然に行われていた和と恥を基本とする厳しい躾、不撓不屈のチャレンジ精神等の教育がなされていない。

高校・大学卒の新入社員に概して言えるのは学生気分(教えて貰う受け身の姿勢)から社会人(自ら学び習得しスキルを上げる積極姿勢)への切り替えが中々困難である。

特に“自立心”と“チャレンジ精神”を覚醒させるためにはグループ分けによる対抗、連帯責任方式が即効性のある手法であった。

これらの躾、自立心、チャレンジ精神の資質は、自衛隊に教育入隊させ集団生活を送させば体得可能である。

自衛隊教育入隊の中で責任感、協調性、自立心、リーダーシップ等の資質を函養できることは勿論のこと、国家、軍事、安全保障の本質について理解させることができる。

これらの基本、本質を理解した上で大学の学生生活を送れば日本人の素晴らし品格を備えた国際的に通用するリーダーが生まれるのは間違いない。

自衛隊教育入隊といえばすぐに兵役とか軍国主義化という左寄りの輩が多いが、今の日本は正道の健全な考え方をもつ人間を右翼と称するように基本軸が左に傾いている。

現在の日本においては自衛隊ほど正しい歴史認識、日本文化、世界観に基づいた正道の基軸で教育を行っている機関はないのではないか。

大学の秋入学制度の移行に関しては、是非ともこのギャップタームの期間を自衛隊教育入隊とし、躾、協調性、自立心の教育はもとより、正しい日本の歴史、日本文化、世界の軍事、安全保障の本質等を多角的かつ論理的に理解させ、教育入隊の期間に各種ボランティア活動を経験させる等、是非とも日本の宝である自衛隊の機能を活用すべきである。

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豪華客船「コスタ・コンコルディア(Costa Concordia)号」の座礁 / 不可解な事故



2012年1月13日(金)新年早々信じられない海難事故のニュースが飛び込んできた。イタリア中部のティレニア海に浮かぶジリオ島の500メートルの沖合で乗員乗客4165人を乗せた豪華客船「コスタ・コンコルディア(Costa Concordia)」が座礁、浸水・転覆し4234人が救助され、69名が死亡又は行方不明の大事故である。
写真1
船長は信じがたいことであるが乗客より先に脱出し警察に身柄を拘束されているとのこと。報道では島の沖合500メートルと言われているが、写真をみると全長約300メートルの客船の相対関係から島の岩場の2、30メートルといったところではないかと思う。

GPSや電子海図、優れた航海システムを有するであろう豪華客船が何故このような形で座礁に至るのか全く不可解である。

恐らく事前に何らかのトラブルがあり、操縦系統の故障等でこの状態に至ったのであろうか、だとすれば何故転覆するようなこのような形に至ったのか?
写真2


上の写真は、座礁、横転している船腹の後部の写真であり、大きな岩が船体に食い込んでいるのが確認できる。この写真は左舷の船腹であり、右回頭の大きな惰力で浅瀬の岩盤に接触したものであろう。


写真3
上の図は、イタリアの報道機関が発表した最初の衝突と最終座礁位置を示したものである。
この図から察するに、1回目の暗礁との接触で船底に損傷を受け浸水、電気系統の不具合を生じ、又は電力を喪失し、操舵、操縦系統に不具合を生じて乗客退避を考慮して陸岸に近いところに座礁させたのではないかとも思う。

いずれにしても、本事故は不可解なことが多い。

今回座礁した「コスタ・コンコルディア(Costa Concordia)号」は、2006年9月に就航した客船でその要目は、
総トン数:114,147 トン
全長:290.2 m
全幅: 35.5 m
吃水: 8.2 m
船客定員:3,000名(最大 3,780名)
乗組員 : 1,090名
となっている。


現地のニュース等の乗客の証言等を要約すると

コスタ・コンコルディア(Costa Concordia)号は、7日間のクルーズに出港して2時間後の午後8時頃の事故である。

・事故は乗客が夕食のディナーが始まった頃に起きた。また一部の乗客は劇場でマジックショーを見ていた。

・船体に衝撃が起こり、船体を削りとられるような音がした。

・船体が傾きだして乗客は大変な異常事態と認識し、パニックになった。

・船内放送では電気系統の故障と案内、乗員は客室に戻るようにと指示された。又他の乗員は救命ボートのところに行くようにと指示された。

・大きく傾き、食堂の皿等が割れ、乗客が落下し、あたかも「タイタニック」の事故の映画を見ているようとの証言多数

・アメリカ人教師の乗客は、傾いた食堂の通路から脱出、船内は電気が消え、非常灯もなし。救命胴着のストロボライトがフラッシングする灯りでやっと脱出

・船長は事故発生時には乗客と一緒に食事中であったと述べているが、運航担当の乗員は船長は事故時にはブリッジにいたと証言、また船長は予定コースを4マイル外れていたが海図上は水深は十分にあり、海図には記載されていない岩
の出っ張りに当たったのではないかと言っている。

・コーストガードの幹部は事故の状況として、物体に当たり船体の左側に大きな損傷を受け浸水、水深の浅い方に向かうように舵を切り、gigle島の近い港に救命ボートで避難させようとしたと述べている。

・フランス陸軍の女性幹部は、救助後に救命ボートに乗船中も島に上陸後も誰一人として人数を数える人はいなかったと証言

・乗客一人は避難訓練は土曜日の午後5時から計画されており、8日に乗船してから一度も避難訓練はなされていないと証言

細部は
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2086527/Costa-Concordia-accident-Pictures-cruise-ship-sinking-coast-Italy-Titanic-like-scene.htmlのとおり。

  まだ船内には多くの人が取り残されており必死の救助活動が行われていると思われる。一人でも多くの方が救助されるよう祈りたい。

それにしてもこの事故を見る限り、船長、乗員クリューのお粗末さは筆舌に尽くしがたい。

報道にあるように、船長は乗員の一人に故郷の島を見せるために島に異常に接近したのかも知れない。

そして船長が証言しているように海図上は水深が深かったのかも知れない。この行為自体もいい加減な船長であるが、大丈夫だと思って接近した際、第1回目の接触が起こっているのは事実であり、この接触の後に乗客や船体を守るための行動は何故とれなかったのか・・・これも不可解である。

いずれにしてもいい加減な船長の行動と非常事態に乗客救助のための組織的な行動のとれなかった乗員クリュー全体の態勢の不具合に起因する大事故であるのは確実である。
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澤穂希選手がアジア人史上初のFIFAバロンドール賞を受賞 / 日本の誉、誇り


昨日は成人式であった。午後から街に出た。成人式終了後の新成人達の晴れ着姿や友人たちとの喜びの様子を見に行くのが私の成人の日の休日の慣例である。
何故かしら今年の成人達のグループは例年になく馬鹿騒ぎすることなく非常に凛々しさを感じた。昨年の東日本大震災を契機に日本人が日本人らしくなった感がする。

そして今朝(1月9日)には、素晴らしいニュースが飛び込んできた。女子サッカーの澤穂希選手がアジア人史上初のFIFAバロンドール賞を受賞した。
澤選手FIFAバロンドールを獲得0澤選手FIFAバロンドールを獲得1


昨年7月のサッカーワールドカップドイツ大会でなでしこジャパンが最後まで諦めず粘りに粘って優勝を勝ち取った試合は大震災に打ちひしがれていた日本国民に大変な勇気と感動を与えた。特に決勝の対アメリカ戦では通算21敗3分という戦績が示すように1度も勝てなかったアメリカチームに対して最後の最後に追いつき優勝した。あの感動は日本国民の記憶に永遠と残るであろう。

今回の授賞の得票は、

順 選手 国籍 所属クラブ 得票率の順で

1 沢穂希 日本 INAC神戸レオネッサ 28.51%
2 マルタ ブラジル ウエスタン・ニューヨーク・フラッシュ 17.28%
3 アビー・ワンバック アメリカ マジックジャック 13.26%

だったとのこと。

女子FIFAバロンドールを受賞した澤穂希選手だけではなく、女子最優秀監督賞を佐々木則夫監督が受賞、FIFA年間フェアプレー賞を日本サッカー協会が受賞して、日本はトリプル受賞にもなった。

全ての賞が日本人にとって嬉しく誇らしくなる賞です。

更に、嬉しかったのは澤選手が振袖の着物で授賞式に参加したことです。

聞くところによると、中国の記者が何故わざわざ着物で授賞式に参加するのか?と質問したら「日本人と分かるからです。」と答えたという。

常に日本人としての誇りを持ち、チームの仲間をいつも気遣い、感謝と思いやりの気持ちを忘れない真の大和撫子に拍手喝采! やはり日本人はすばらしい。
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2012年を迎えて / 武士道精神を覚醒させた2011年



年末年始は故郷鹿児島の病院に入院中の母親に付き添うため、病院の近くのホテルで過ごした。写真はホテルの窓から撮影した桜島の南端から昇る初日の出です。
桜島の初日の出



平成23年は日本及び世界にとって大変な年であった。

1番は何と言っても東日本大震災と福島原発であろう。地震と津波で約2万人の多くの人を失った。

文明と科学技術の発達に過信し、安寧を貪っていた日本人は今更ながら自然の力を思い知った。

そして世界から称賛されたように日本人の思いやり、助け合いの美徳及び自衛隊、消防、警察、地方の首長、福島原発の現場作業員等の決死の任務遂行に見た現場力の凄さをこれまた今更ながら再認識できた。

反面、政治家、官僚や東電等の大手企業の幹部の責任逃れと不甲斐なさをこれまた今更ながら再認識せざるを得なかった。

昨年の総括として私が2番目にあげるのは「インターネットの力」である。
インターネット、ツイッター、フェイスブック等のSNSが既存のマスコミを凌駕した。

チュニジア、エジプト、リビアといった長期の独裁政権下で次々と革命が起き、独裁者は見るも無残に追放された。

今までは既存のメディアは独裁政権に取り込まれ、宣伝・プロパガンダ機関として洗脳ツールとして使用されていたが、誰でも自由に意見を発信できるインターネットの力によりことの事実が広く国民に発信されるようになった。

我が日本国内においてもインターネット上にマスコミの偏向報道に関する若者の健全な主張が氾濫してきた。

私はブログ、ホームページ等を作成している関係上、この種インターネット上の変化には注意しているが、特に昨年痛感したのは日本の若者の戦後の正しい歴史認識への変化である。

戦後のGHQの日本無力化の3S(Sports、Screen、Sex)政策等の占領政策、被占領下の在日第3国人の無法な行動(朝鮮進駐軍)、捏造された従軍慰安婦問題等、特に若者を中心に日本の学校の偏向教育等に疑問が投げかけられ、インターネット上でも真実の告白等が氾濫している。

日本の若者の大多数はこれらの真実を正確に認識してきている。外国投資家や反日勢力に株を占有され経営権を奪われた民放の反日、韓流煽動報道等に対して抗議の声を上げる日本の若者が急増している。

やはり大和男児、大和なでしこである。

昨年の大震災、福島原発事故後の日本人の行動に、私は日本人の世界に誇れる倫理観を再発見した。そしてこれは全ての日本人に脈々と継承されている武士道精神に他ならない。

武士道の五条件(米国シアトル 新渡戸稲造記念碑)
①武士は強くなければならない。
②武士は弱きを助けなければならない。
③武士は自分から先に刀を抜いてはならない。
④武士は成したことを恩にきせてはならない。
⑤武士は成したあと黙って立ち去らなければならない。
・・・・しかし、武士の立ち去った後は華の香りが残る・・・・・
       

東日本大震災後の日本人の行動様式を見て、まさにこの武士道の五条件が日本人の倫理観としてDNAに定着していると誇らしげに思ったのは私だけではないだろう。

武士道の五条件の『武士』を「自衛官」や「消防士」「警察官」又は「日本人」に置き換えるとその通りである。やはり日本人はすばらしい。この世界で日本人の倫理観を世界に普及しなければ世界は決して良くならない。

昨年は世界経済においてもギリシャに始まる経済破綻で、ヨーロッパが大きく変化しつつあり、ユーロが破綻するかも知れない様相を呈している。もしユーロが破綻したら、世界経済は大変なことになり、日本も大きなダメージを受けるだろう。

また、年末になって北朝鮮の金正日総書記が死亡し若干28歳の正恩氏が権力を継承したが相当無謀な権力継承の様であり、このまま平穏に北朝鮮が継続するとは考え難い。

国内においても野田首相は消費税法案が可決しなければ国民に信を問うと発言したことを考えるとこの3月には解散総選挙は間違いない。また、TPPの問題もある。さりとて今の自民党も昔と変わらず、日本の将来を負託するには不安である。

2012年は世界の激動が昨年以上に予想される中、今こそ真に国家、国民のために身命を賭する政治家集団の出現が必要であり、これを実現させるのは今年の日本国民の最大の責務である。

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