非常事態はまず最悪から考えるのがクライシスマネージメントの常道
福島第1原発の危険度がレベル5から一気に最悪の7に上がったことで国内はもとより国外でも大きな問題となっている。
管総理は、11日振りに行った昨日の記者会見で、レベル7について政府は今まで過小評価していたのではないか、という記者の質問に対して「原子力安全・保安院と原子力安全委員会が専門的な立場で評価し、そういう結論を出された。それを私たちは受けとめて発表するよう指示した。何かが遅れたとか軽く見たということは全くない。」と答えた。
全くこの期に及んでも他人事である。いやここまで来ると無責任というより卑怯である。
一国の首相の座を固持するのなら真剣になれ! さもなくば 速やかに去れ! 今この時一分一秒が大事な時間である。
1か月も経過し、「今から復旧、復興に本格的に取り組む」と平然と発言する首相は何と能天気なのだろう。
記者のぶら下がり取材に何故応じないのか、という質問に対しても「官房長官を中心に国民に必要な情報はしっかりと発信している。」と答えた。
これもまた他人任せ、責任転嫁である。 ○○担当相など多くの閣僚を作り何が何だか分からない態勢を作り、これもまた責任転嫁の布石としか思えない。
今こそしつこいと思われるぐらい首相の力強いメッセージが必要であることを閣僚等も感じていないことに民主党の終焉を感じる。
現下の情勢は与党、野党、政権交代と言っている状況ではない。速やかに道筋を被災者、国民に示さなければならない。また放射能拡散は日本だけで解決できる問題ではなく全地球的に影響を及ぼす問題である。
大災害等のクライシスマネージメントにおいてはまず最悪の事態を想定し、最悪事態に備えた手を打ち、事態の鎮静化に応じて対策を軽減していくのが常道である。
真に国家国民のことを考えるならばリーダーたるものは当然そのように行動すると思うが、現状は原発災害を希望的観測で過小評価し、都合の良い情報のみ発信しているとしか思えない。IAEA等の外圧に押されて情報を小出しに上げている現状では本当に日本は滅びてしまう。
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