年末年始は故郷鹿児島の病院に入院中の母親に付き添うため、病院の近くのホテルで過ごした。写真はホテルの窓から撮影した桜島の南端から昇る初日の出です。
平成23年は日本及び世界にとって大変な年であった。
1番は何と言っても東日本大震災と福島原発であろう。地震と津波で約2万人の多くの人を失った。
文明と科学技術の発達に過信し、安寧を貪っていた日本人は今更ながら自然の力を思い知った。
そして世界から称賛されたように日本人の思いやり、助け合いの美徳及び自衛隊、消防、警察、地方の首長、福島原発の現場作業員等の決死の任務遂行に見た現場力の凄さをこれまた今更ながら再認識できた。
反面、政治家、官僚や東電等の大手企業の幹部の責任逃れと不甲斐なさをこれまた今更ながら再認識せざるを得なかった。
昨年の総括として私が2番目にあげるのは「インターネットの力」である。
インターネット、ツイッター、フェイスブック等のSNSが既存のマスコミを凌駕した。
チュニジア、エジプト、リビアといった長期の独裁政権下で次々と革命が起き、独裁者は見るも無残に追放された。
今までは既存のメディアは独裁政権に取り込まれ、宣伝・プロパガンダ機関として洗脳ツールとして使用されていたが、誰でも自由に意見を発信できるインターネットの力によりことの事実が広く国民に発信されるようになった。
我が日本国内においてもインターネット上にマスコミの偏向報道に関する若者の健全な主張が氾濫してきた。
私はブログ、ホームページ等を作成している関係上、この種インターネット上の変化には注意しているが、特に昨年痛感したのは日本の若者の戦後の正しい歴史認識への変化である。
戦後のGHQの日本無力化の3S(Sports、Screen、Sex)政策等の占領政策、被占領下の在日第3国人の無法な行動(朝鮮進駐軍)、捏造された従軍慰安婦問題等、特に若者を中心に日本の学校の偏向教育等に疑問が投げかけられ、インターネット上でも真実の告白等が氾濫している。
日本の若者の大多数はこれらの真実を正確に認識してきている。外国投資家や反日勢力に株を占有され経営権を奪われた民放の反日、韓流煽動報道等に対して抗議の声を上げる日本の若者が急増している。
やはり大和男児、大和なでしこである。
昨年の大震災、福島原発事故後の日本人の行動に、私は日本人の世界に誇れる倫理観を再発見した。そしてこれは全ての日本人に脈々と継承されている武士道精神に他ならない。
武士道の五条件(米国シアトル 新渡戸稲造記念碑)
①武士は強くなければならない。
②武士は弱きを助けなければならない。
③武士は自分から先に刀を抜いてはならない。
④武士は成したことを恩にきせてはならない。
⑤武士は成したあと黙って立ち去らなければならない。
・・・・しかし、武士の立ち去った後は華の香りが残る・・・・・
東日本大震災後の日本人の行動様式を見て、まさにこの武士道の五条件が日本人の倫理観としてDNAに定着していると誇らしげに思ったのは私だけではないだろう。
武士道の五条件の『武士』を「自衛官」や「消防士」「警察官」又は「日本人」に置き換えるとその通りである。やはり日本人はすばらしい。この世界で日本人の倫理観を世界に普及しなければ世界は決して良くならない。
昨年は世界経済においてもギリシャに始まる経済破綻で、ヨーロッパが大きく変化しつつあり、ユーロが破綻するかも知れない様相を呈している。もしユーロが破綻したら、世界経済は大変なことになり、日本も大きなダメージを受けるだろう。
また、年末になって北朝鮮の金正日総書記が死亡し若干28歳の正恩氏が権力を継承したが相当無謀な権力継承の様であり、このまま平穏に北朝鮮が継続するとは考え難い。
国内においても野田首相は消費税法案が可決しなければ国民に信を問うと発言したことを考えるとこの3月には解散総選挙は間違いない。また、TPPの問題もある。さりとて今の自民党も昔と変わらず、日本の将来を負託するには不安である。
2012年は世界の激動が昨年以上に予想される中、今こそ真に国家、国民のために身命を賭する政治家集団の出現が必要であり、これを実現させるのは今年の日本国民の最大の責務である。
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